Unrestraint

飾られ

植え付けられ

迷い無く受け入れ

疲れることもなく

忘れることもなくて

其処には騙し合う愚かな傀儡師達

殺してほしいと泣き笑い

爛れた

 

届かない声も

届かない未来も

届かない笑みも

届かない愛も

届かない場所

 

朝焼け、霞の宙[そら]に身を任せた

群がる鳥より高く舞う、息の亡いぬいぐるみ

 

◼︎◼︎◼︎の名前を呼ぶ◻︎◻︎◻︎

→鏡の中

重たい羽根が生えた

→殻を破れない

か細い腕に抱かれ眠る

→とても虚ろ

冷たい唇から漏れた

 

錯乱

 

届けたい声も

届けたい未来も

届けたい笑みも

届けたい愛も

届かない場所

 

眠れない夜に

打ち付ける雨音

午前弐時の鐘

優しさの悲鳴

傷は癒えない

 

閉ざされた声も

閉ざされた未来も

閉ざされた笑みも

閉ざされた愛も

閉ざされた場所

 

辿り着いた声

辿り着いた未来

辿り着いた笑み

辿り着いた愛

 

 

 

過去は言えない[傷は癒えない]

 

 

〜解〜

 

2014年3月作成

今までにありそうでなかったダークな詩

unrestraint=無制限、無抑制

とタイトルを先に決めていたので自分の中での規制など

一切縛りが無い状態で書いた

詩自体に意味は無くただの文字の羅列である

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